当店で船舶免許を取られる方は実技試験免除となります。
下記は参考資料となります。
(学科はどのスクールでも免除はありません)
<試験内容>
身体検査
学科試験
・1級船舶操縦士
・2級船舶操縦士 (※ほとんどの方がこちらの免許です )
・特殊船舶操縦士
実技試験
・1級船舶操縦士
・2級船舶操縦士 (※ほとんどの方がこちらの免許です )
・特殊船舶操縦士
■船舶免許 身体検査(当店は免除)
当店では申し込み時に診断書をご提出いただいていますので免除されます
必要な、身体検査基準を満たしているかどうかを検査します。
下記の身体検査証明書用紙を印刷して、写真を貼ってからお近くの病院等で健康診断受診ください。
プリンター等お持ちでない方はコン・フォートにて配布しています。
■医療機関 身体検査用紙はこちらをクリック
■記入例サンプルはこちらをクリック
検査項目
・視力
両眼とも0.5以上(矯正可)。一眼の視力が0.5未満の場合は、他眼の視野が左右150度以上であり、視力が0.5以上であること。
・色覚
夜間において船舶の灯火の色を識別できること。
・聴力
5mの距離で話声語(普通の声)が聴取できること。
・疾病及び身体機能の障害
軽症で小型船舶操縦者の業務に支障をきたさないと認められること。
■船舶免許 学科試験(当店が試験会場です)
当店で申し込みされた場合は当店(久留米)で試験を受けることができますのでわざわざ筑後地区から遠い海の近くの試験会場まで行く必要がございません。
学科試験は受験する種別ごとに下記の要領で行われます。
小型船舶操縦士や海技士の資格を既にお持ちの方は、学科試験において受験科目の一部が免除になります。
1級船舶操縦士 (1級ボート免許)
1級小型船舶操縦士試験の学科試験は、下記の内容で行われます。
試験時間は2級学科70分、1級学科70分の計140分。
2級免許(または旧4級免許)所有者が1級へのステップアップ受験は1級学科のみの受験となり試験時間は70分となります。
<科目・問題数・配点>
1.※2級学科(50問)
2.上級運航Ⅰ 8問 80点(8問中 海図問題3問 30点)
3.上級運航Ⅱ 6問 60点
合計 14問 140点
<合格基準>
各科目ごとに50%以上の正解、かつ、合計で65%以上の正解(合計10問以上の正解)
2級学科同様に過去の試験で出題されたことのある問題が多く出題されます。
1級学科試験問題の出題項目は気象やエンジンまわりなどを中心に狭く深くといった内容となり、海図以外の問題も2級学科と比べると難易度は高い内容となります。
1級学科は4問しか間違えられないので、1級学科に重点を置いた勉強法をおすすめしています。
1級受験者の全国平均の合格率が80%前後です
不合格者のほとんどが1級学科で不合格となっています。1級の試験対策は1級学科に重点を絞り込むことが合格のカギとなります。
【上級運航Ⅰ】 8問 80点(海図問題 3問 30点)
コンパス・デバイダーや定規を使って海図に作図して求める問題です。
そのほかは気象関係や潮汐表・潮流表を使った問題、風向など気象・海象の内容の問題が中心となります。
51:海図問題-航海計画から出航時間・到着時間の算出
52:海図問題-船位の測定 ①自差改正、②トランシット自差算出、③レーダー相対方位改正
53:海図問題-潮流航法 ①流向・流速、②実航磁針路・実航速力、③実航磁針路
54:航海計画の立案・心得、航海計器、救命設備
55:気象・海象-前線、天気図
56:潮汐・潮流-標準港に対する潮時差・潮高比計算、潮流表
57:台風避航、台風の風向、荒天準備・荒天航行
58:海難事故発生原因
【上級運航Ⅱ】 6問 60点
※エンジン各部の名称や役割、故障時の点検・対処法や保守整備の内容など
59:燃料消費量・航行距離、ディーゼンルエンジン
60:燃料系統の保守整備、潤滑油系統の保守整備
61:冷却水系統の保守整備、電気系統の保守整備
62:動力伝達系統
63:故障時の対処①
64:故障時の対処②
2級1マイル限定(旧5級)免許受有者が1級小型船舶操縦士のステップアップ試験を受験する場合は、2級学科と1級学科の両方の受験が必要となります。(一部免除)
2級船舶操縦士(2級ボート免許)
※ほとんどの方がこちらの免許です
・合格基準
試験科目別の成績が配点の50%以上であり、かつ、総合成績が合計の65%以上 (合計33問以上の正解) であること。
出題形式は四択で試験時間は1時間10分。
2級小型船舶操縦士試験の学科試験は、下記の内容で行われます 試験時間は70分(1時間10分)です
<科目・問題数・配点>
1.小型船舶操縦者の心得及び遵守事項 12問 120点
2.交通の方法 14問 140点
3.運航 24問 240点
合計 50問 500点
学科試験の内容の9割以上が、過去に出題されたことのある問題です。
そのため、難易度は低く、合格基準も50問中、33問以上の正解で合格できます。
模擬試験問題を50問やって40問以上正解できるレベルであれば十分合格できるため、安心して免許取得ができます。
1.小型船舶操縦者の心得及び遵守事項(12問)
1.陸上交通との違い
2.水域利用の注意
3.漁具等に対する注意
4.事故発生状況
5.船長の役割と責任
6.海のマナー
7.安全な航行
8.事故が起きた時の対応
9.遵守事項
10.免許制度
11.検査及び登録制度
12.環境への配慮
2.交通の方法(14問)
13.行き会い船の航法
14.追い越し船の航法
15.横切り船の航法
16.衝突を避けるための動作
17.各種船舶の航法
18.安全な速力
19.狭い水道の航法
20.夜間の灯火
21.昼間の形象物
22.音響信号
23.航路における航法
24.特定港内の行事
25.海上交通安全法
26.河川法
3.運航(24問)
27.小型船舶の操縦特性
28.係留・錨泊・着岸
29.船体安定及びトリム
30.狭い水道における操縦
31.他船の曳航時の操縦
32.航海計器の取扱い
33.沿岸における航法
34.航路標識
35.灯台(灯質)
36.水路図誌
37.海図図式
38.装備品の使用方法
39.ロープの取り扱い
40.発港前の点検
41.機関の基礎知識
42.機関の基本操作
43.機関の取扱い
44.運転中の注意事項
45.定期点検項目
46.天気図
47.気 象
48.潮 汐
49.荒天時の操縦
50.事故対策
特殊小型船舶操縦士(水上バイク免許)
特殊小型船舶操縦士試験の学科試験は、下記の内容で行われます。
試験時間は50分
<科目・問題数・配点>
1.小型船舶操縦者の心得及び遵守事項 12問 120点
2.交通の方法 10問 100点
3.運航 18問 180点
合計 40問 400点
<合格基準>
各科目ごとに50%以上の正解、かつ、合計で65%以上の正解(合計26問以上の正解)
2級学科試験と同様に学科試験の内容の9割以上が過去問が中心となります。
【小型船舶操縦者の心得及び遵守事項】 12問 120点
※2級学科試験の「心得及び遵守事項」の科目とほぼ同じ内容
1:水上交通の特性
2:大型船舶の特性、漁船等に対する注意事項、ヨット・水上オートバイの特性
3:漁具等に対する注意
4:プレジャーボートの海難事故と事故原因
5:船長の責任、法令遵守
6:船長のマナー、国際信号旗
7:船長の心得
8:事故発生時の処置
9:小型船舶操縦者の遵守事項(船舶職員及び小型船舶操縦者法)
10:小型船舶操縦士免許制度について(船舶職員及び小型船舶操縦者法)
11:小型船舶の検査・登録(船舶安全法、小型船舶の登録等に関する法律)
12:環境保全
【交通の方法】 10問 100点
※2級学科試験の「交通の方法」の科目とほぼ同じ内容
13:行き会い船、追い越し船の航法(海上衝突予防法)
14:横切り船の航法、衝突を避ける動作(海上衝突予防法)
15:各種船間の航法(海上衝突予防法)
16:安全な速力、衝突の危険(海上衝突予防法)
17:狭い水道等における航法、視界制限状態における航法(海上衝突予防法)
18:形象物及び信号(海上衝突予防法)
19:河川・湖沼でのルール、水上安全条例、河川航路標識(河川法、水上安全条例等)
20:港内における航法(港則法)
21:雑種船と雑種船以外の航法、港内における制限事項(港則法)
22:海上交通安全法の適用海域、航路における航法(海上交通安全法)
【運航】 18問 180点
※水上オートバイの特性、構造、操縦基本、船体各部・構造の名称、航路標識、潮汐・潮流、事故発生時の対処、天気、保存手入れなど
23:水上オートバイ操縦者の心得
24:水上オートバイ操縦時の法定遵守事項
25:水上オートバイの運動特性
26:水上オートバイの構造
27:操縦の基本
28:危険回避、転覆復原の方法
29:荒天時の操縦、トーイング時の注意
30:沿岸・湖川における航法
31:浮標識
32:距離・速力の単位、海図図式(記号)、基準の水面
33:発航前の点検
34:使用後の手入れ、保守
35:機関故障の原因及び対処
36:天気記号
37:天気一般の基礎知識
38:潮汐・潮流
39:事故防止と事故発生時の処置
40:人命救助、救命設備の取り扱い
1級または2級小型船舶操縦士の免許受有者が特殊小型船舶操縦士の試験を受験する場合は、【小型船舶操縦者の心得及び遵守事項】の科目12問と【交通の方法】の科目10問は免除されるため、【運航】の1科目18問のみの受験となります。(合計で12問以上の正解が必要)
その場合、試験時間は20分。
■船舶免許 実技試験 (当店は実技試験免除です)
※以下は当店以外で免許取得される場合(免除コースではない)の内容になります。
当店は実技試験免除コースとなりますので、以下の試験は行わずに講習のみで 「免許取得が可能」 です
実技試験では受験する種別ごとに下記の試験艇に乗船し、操船技術や船を動かすために必要な技能の試験を行います。
1級・2級船舶免許 実技試験(当店は実技試験免除です)
当店は実技試験免除コースとなりますので、以下の試験は行わずに講習のみで 「免許取得が可能」 です
1級・2級小型船舶操縦士試験の実技試験は、試験艇を使用して行われています。
実技試験は受験者3名と試験官1名の4名1組が一般的です。
※1人当たりのおよそ30分
<科目・配点> 1.小型船舶の取扱い:60点、2.基本操縦:120点、3.応用操縦:120点、合計300点
<合格基準> 各科目ごとに60%以上、かつ、合計で70%以上の得点
実技試験の内容
【小型船舶の取扱い】
桟橋に係留されている試験艇で実施
■船体・操縦席の点検 ※下記8項目の中からいずれか2項目の出題
船体外板、船体の安定状態、浸水の有無、係留ロープの損傷の有無と係留状態、推進器、船灯、ワイパー、ホーン
■エンジンの点検 ※下記11項目の中からいずれか2項目の出題
バッテリー、メインスイッチ、燃料油量、燃料コック、燃料フィルター、燃料パイプ、エンジンオイル、ギヤオイル、パワーステアリングオイル、冷却水量、Vベルト
■法定備品の点検 ※下記8項目の中からいずれか2項目の出題
信号紅炎、ライフブイ、ライフジャケット、バケツ、あかくみ、ビルジポンプ、消火器、アンカー及びアンカーロープ
■機関運転
エンジン始動、暖機運転、エンジン停止
■トラブルシューティング ※いずれか1項目の出題
スターターモーターが回らない、エンジンが始動しない、計器類、チルトアップしたドライブユニットの点検 など
■解らん・係留
試験項目としては「小型船舶の取扱い」科目の項目。
「応用操縦」科目の離岸・着岸の試験項目の際に着岸、係留、解らん、離岸という形で離着岸の一連の動作に組み込んで実施
■航海計器の取扱い
ハンドコンパスを使って方位測定
「基本操縦」「応用操縦」の試験中に試験艇を停止したタイミングで海上で物標を指定して方位測定が行われます
■結索 ※下記7種類の結索方法からいずれか1問出題
まき結び、もやい結び、いかり結び、クリート止め、本結び、一重つなぎ、二重つなぎ
【基本操縦】
■発進
指示された目標に向かって微速発進
■増速
段階的な増速指示があります
■変針
滑走状態の速度で、指示された目標物に向かっての変針を行います。
■後進
指示された目標に向かって微速後進
■停止
■蛇行(連続旋回)
50m間隔で設置された3個のブイを使用してブイに接近しすぎないように注意しながらブイとブイの間を蛇行し、蛇行終了後に見通し線上に戻るように操縦
【応用操縦】
■避航操船
滑走状態の速度で、「行き会い船」の見合いと「横切り船」の見合いの絵(写真)を使って、試験員が指示した見合いの適切な避航操船を行う
■人命救助
ブイを要救助者に見立てて、救助する舷(右舷から救助など)を宣言し、ブイに微速で接近して拾い上げます
1回目の救助に失敗した場合、再救助として2回目までは実施
■着岸
右舷着岸か左舷着岸のどちらを行うか宣言し、指示された桟橋の着岸点に着岸
1回目に着岸に失敗(桟橋に届かないなど)した場合でも、2回目までは実施することができます。
■離岸
係留ロープを解らん後、後進離岸か前進離岸のどちらを行うか宣言し、離岸
【安全確認】
基本操縦、応用操縦のすべての項目で、シフト操作やハンドル操作を行う動作前に前後左右等の安全確認(見張り)が必要。
特殊船舶免許 実技試験(当店は実技試験免除です)
当店は実技試験免除コースとなりますので、以下の試験は行わずに講習のみで 「免許取得が可能」 です